知っていますか? 値下がりに強い投資方法
株式投資には「短期的に楽しいギャンブル」「趣味としての株」「財産形成の手段」などなど、様々な利用方法があります。金額、期間、タイミングなどをうまく組み合わせることで上手に目的に合わせていくことができます。
「楽しいギャンブル」であれば、負担感のない少額・短期間で、株の躍動感やスリルを味わうことができます。
「趣味や教養」という目的では、ある程度中期的に、生活に支障のない金額で(少なすぎてもあまり面白くないかもしれませんが)、ニュースや相場を見ながら売買していくと知識や経験の蓄積となっていきます。
さて、本日の主役は、『財産形成の手段』です。
少ない金額で始めて、行く行くはまとまった資産にするのが目的であり、期間もかなり長期にわたります。
そんな目的の場合、大儲けしたいというよりは、『着実に、堅実に増えていってほしい~、むしろ大きな値下がりは避けたい!』というのが人情でしょう。
そこで、一つ、投資方法をご紹介します。
1株1,000円の株があったとします。
最初の月に1万円分を投資しましょう。
次の月、株価は800円に値下がりしました、、 (T-T)
でも、ここでも1万円分を投資します。
前の月に買った分が値下がりしましたので、少し評価額は低くなっています。
さて、3ヵ月目、さらに株価は下がり、700円に!(≧д≦)
でも、でも、ふんばって1万円分を投資します!!!
そして、4ヵ月目、株価はちょっと戻り900円、、、(ー。ー)
ここでも1万円を買いましょう。
5ヵ月目、やっと株価は元の1,000円に戻りました! (⌒o⌒)
一応ここでも1万円分買っておきましょう。
さて、振り返ります。
株価は1,000円から大きく下がり、700円に。
そして、5ヵ月ぶりに1,000円に戻ってきました。
株価を見ると、『最初の水準に戻っただけ』です。
しかし、評価額を見てください。
5万円の投資元本に対して、評価額『5万8,000円』です!
あれ???
株価は上がっていないのに、なぜ儲かっているの?
不思議ですね。
最初に5万円を投資して、ずっと持っているだけであれば、5ヵ月後の今も5万円に戻ってきただけのはずです。なのに、分けて買うだけで、利益が出ています。
カラクリをお教えしましょう。
買った「株数」に注目です。
最初の月は、1万円÷株価1,000円=「10株」買えました。
株価が下がった2月は、1万円÷株価800円=「12.5株」。
前の月よりも多く買えたようです。
その後、次々見ていくと・・・
株価が下がるほど多くの株を買っていくことになります。
逆に、高くなってくると買う株数は少なくなっていきます。
安い時の大量買いは、株価が上がってきたときに資産価値を増大するパワーとなります。
高い時の少量買いは、株価が下がった時に、資産価値の減少を小さくする“安全弁”となります。
こういった自動調節機能で、株価の値下がりに強く、上昇に力を持った買い方、自動的にリスク管理の利いた投資となります。
これを『ドルコスト平均法』といいます。
ここで、外してはいけないポイントを申し上げます。
「相場を予想せずに」「同じ金額を」「定期的に」買ってください。
相場を予想して金額を変えるとどうなるでしょうか?
株価が上がってくると、嬉しくなって金額を「増やす」人が大量発生します(笑)。
下がってくると、心細くなって金額を減らすか、止めてしまうのが普通の心理です。
そうすると、やりたいことの「逆」になりますね。
高いところで大量買い、安いところで少量買いに―。
ドルコスト平均法とは逆の行動になりがちなので、下値に弱く、上昇にも弱い投資ができあがります。
多くの方がそんな間違いをしておきながら「相場って難しい・・」とぼやきます。
そりゃ、そうなりますよね…。
もちろん、相場観に絶対の自信がある方は、安いところで一気に大量買い、高いところですべて売却すれば、最大のリターンが取れることになります。
それができるならば、それが一番良いです。
・・・が、多くの人は「相場が難しい。次に上がるか下がるか分からない」と思っています。
プロでさえ、先の見通しを自信満々に持つことは非常に難しいものです。
それならば、決まった金額を定期的(毎月でも、毎週でも、隔月でも)に…。
それが堅い投資につながります。
金額は、相場観で増やすのではなく、「お給料が上がったから」とか「だいたいペースがつかめてきたからステップアップで」といった理由で、最初に設定された金額を継続的に増やすならばOKです。
この投資は、株式がもともと持つリスク(株価の上下変動、特に短期での変動)を上手く活かす方法であり、株式が長期的には企業の成長とともに成長する資産であることから使えるワザです。
預貯金の積立てでは実現できない 資産の成長を期待することができます。
One Tap BUYでは、取扱い30銘柄の実際の値動きを使い、10年前(または上場時)から毎月末に1万円ずつを投資していたら直近にはどうなっているか試算したグラフを掲載していますので、見てみてください!
https://www.onetapbuy.co.jp/simulation.html
それでは、ゆっくり無理せず
Enjoy Investment Life!!!
取締役 三好美佐子
金融商品取引業者 株式会社One Tap BUY(ワンタップバイ)
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